

「ジャンクフードを食べると、なぜか止まらなくなる」
「人工甘味料を摂ると、逆に甘いものが欲しくなる」
こう感じたことがある人は多いはずです。
これは意志が弱いからでも、気のせいでもありません。
ジャンクフードや人工甘味料は、人の食欲を刺激するように作られている
それが結論です。
本記事では、トレーナー・コンディショニングの視点から
「なぜ食欲が増すのか」「体の中で何が起きているのか」を整理します。
結論:ジャンクフードは「満腹」ではなく「欲求」を作る食べ物



自然な食事は、
- お腹が空く
- 食べる
- 満たされる
- 落ち着く
という流れがあります。
一方、ジャンクフードや人工甘味料は、
- 食べても満たされない
- さらに欲しくなる
- 食欲が止まらない
という欲求型の食欲を引き起こします。
なぜジャンクフードは食欲を増進させるのか?
① 塩・脂・糖の「報酬系コンボ」


ジャンクフードの多くは、
- 強い塩味
- 精製された脂質
- 砂糖(または人工甘味料)
この3つが同時に入っています。
これは脳にとって
「高エネルギーで生存に有利な食べ物が来た」
と誤認させる組み合わせ。
結果として、
- ドーパミン分泌↑
- 快感記憶が強化
- 「また食べたい」という欲求が生まれる
👉 満腹よりも「快感」が優先される状態になります。
② 咀嚼が少なく、満腹ホルモンが出にくい

ジャンクフードは、
- 噛まなくても食べられる
- 消化が早い
- 胃に留まりにくい
という特徴があります。
そのため、
- 満腹ホルモン(GLP-1、PYY)が出にくい
- 血糖値が急上昇・急降下
- すぐに次の空腹感が来る
👉 「食べたのに、まだ足りない」状態を作ります。
③ 味覚が刺激に慣れてしまう



強すぎる味は、
- 味覚の感度を鈍らせる
- 素材の味を物足りなく感じさせる
その結果、
- 普通の食事が美味しく感じない
- さらに刺激の強い味を求める
👉 食欲の方向性が「自然食」から「刺激食」に偏ります。
人工甘味料が食欲を増進させる理由


甘いのに、エネルギーが来ないズレ
人工甘味料では、
- 舌:甘いと感じる
- 脳:糖が来ると予測する
- 体:実際には糖が来ない
というズレが起きます。
この結果、
- 脳が「まだ足りない」と判断
- 本物の糖を求める
- 甘いものへの欲求が強くなる
👉 甘味欲求が増幅される
人によっては空腹感が強くなるケースも
一部の人では、
- 人工甘味料 → インスリン分泌
- 血糖値が下がる
- 空腹感が出る
という反応も見られます。
「甘いものを摂ったのに、逆にお腹が空く」
と感じる人は、このタイプの可能性があります。
トレーナー視点:ジャンクフードは「悪」なのか?


結論から言うと、
ジャンクフード=完全に悪ではありません。
✔ 極端に食欲が落ちている時
✔ トレーニング後の一時的なカロリー補給
✔ 精神的なストレスが強い時
こうした場面では、
戦略的に使う価値がある場合もあります。
常用すると起きやすい問題
- 自然な空腹感が分からなくなる
- 味覚が鈍る
- 食事量のコントロールが難しくなる
- 体脂肪が増えやすくなる
👉 「食欲がある=健康」ではありません。
本当に整えるべきは「食欲の質」



食欲が乱れているときに必要なのは、
- さらに刺激を入れること
ではなく - 胃腸・神経・味覚を回復させること
- 発酵食品
- ミネラル
- 適切な糖質
- 睡眠
- ストレス管理
これらが、
長期的に安定した食欲を取り戻す鍵になります。
まとめ|食欲を「増やす」と「整える」は別物
- ジャンクフード・人工甘味料は食欲を増進させる
- しかしそれは「欲求の暴走」であることが多い
- 大切なのは、刺激ではなく「回復」
PATRIOTでは、
トレーニング × 食欲 × 体調まで含めた
コンディショニングを大切にしています。
「最近、食欲が乱れている」
「減量・増量がうまくいかない」
そんな方は、
食事量より“食欲の質”を見直すところから始めてみてください。

